タヌキーナは朝、みんなより少し先に来てます。
治療の準備の下準備をしたり、
朝ご飯を食べたり、
ダラダラ…(゚д゚)!
いや。
まじめに過ごしてます( ー`дー´)キリッ
そんなある朝のこと。
いつも通り、超音波ゲルを温めるためのグッズを
箱に入れようと持って行ったとき。
…Σ(゚□゚;)!
治療室内にはいないはずの「アイツ」が…!!
((((;゚Д゚))))ガクガク
一応言っておきますが、タヌキーナは
虫は(わりと)大丈夫です。
むやみにやっつけるのも、あまりしたくありません。
ですが…
ですが!
コイツだけは…っ!!
そう。
うちのおばあちゃんは「ヘーハチ」と呼び、
また、ある人は「G」と呼ぶ。
あの黒いヤツ。
あえて正解は正しく書きませんが。
なぜかアイツが作業台の上に!!
油紙の箱の前にいたのです。
…油紙も食べるのか??(。´・ω・)?
それはさておき。
両手にあっためるグッズを持ったまま固まるタヌキーナ。
長い触角をフリフリするアイツ…。
しばし、にらみあい。
動く気配、なし…。
…ドウシヨウ|д゚)
このまま、殺虫剤を取りに行っても、
きっと戻ってきたらヤツはどこかへ行ってしまったあとに違いない。
見失ったらたぶん、もう見つけられない。
(しかも、そのあと、思いもよらないとこから出現する)
だからって、丸腰でどうにかも絶対できない。
もう、それは絶対無理( ;∀;)
そこで。
困ったタヌキーナはヤツに宣言することにしました。
「私は気が付かなかったことにする!だから、お前も気づかなかったことにしよう!」
触角、フリフリ、フリフリ…
…もしや、通じた!?
そうだ!
お互いなかったことにしようとアイツもわかってくれたに違いない!
通じたことにして、何気なさをぎこちなく装い、
箱にあっためるグッズを入れた途端。
カサカサカサカサ!!
イーヤー!!!Σ(;ω;ノ)ノ!
話が違うじゃん~!!!!!
全然通じてない!
「虫だもの。みつを」
頭の中でいろんなことが一瞬にしてグルグルと。
裏切って急に走り出し、
おびえるタヌキーナを意に介さず、
勝手気ままに疾走するアイツ。
カサカサカサカサ!
「ポトン」
カサカサカサカサ…
なんと、自らゴミ箱に落下。
「…ムシダモノ。ミツヲ (゚д゚;)」
すかさず殺虫剤を致死量の倍くらいの勢いでまく。
絶命した(らしい)アイツ。
どんな姿でもヤツらの絶命が信用できないタヌキーナは
ゴミ箱の中の亡骸をそのままに、
いつもの朝に戻ることができたのでした。
ちなみに、亡骸はまさかのマサイくんが焼却処理手続き
(総合ゴミ袋に移送)をしてくれました。
動かないなら、ティッシュ一枚越しにつかめるんだね(;・∀・)
なんだかんだと(自分だけ)緊迫した朝。
今思えば、話、違った形で通じたのかもしれないなと
(できるだけ)好意的にとらえるタヌキーナなのでした。